お客様の課題
依頼主である小売企業様は店舗を閉店したものの、借地上の建物だったため解体して土地を返還する必要がありました。契約期間も残っていたことから、解体をせずに自らテナントに貸し出し活用していました。
数年後、事業用定期借地契約の満了が迫り、いよいよ解体をしなければなりませんでした。解体費は想定していた出費ではあったものの、解体を避けられるのであれば、非常にありがたいということで当社に相談がありました。
当社の提案内容
建物の状況調査を行ったところ、建物は十分に活用できる状態でした。また、営業しているテナントも業績が好調で引き続き営業をしたいという要望があり、土地オーナー様においても借地契約の満了後に土地利用の予定がなかったことから、引き続き借地として土地活用することは問題ないとのことでした。そのため当社が建物を買い取ることを依頼主様に提案、土地オーナー様とは当社が改めて事業用定期借地契約を結ぶこととなりました。従前から入居していたテナント企業様とは、当社と建物賃貸借契約を結びました。
結果
・依頼主である小売企業様は建物を売却し、高額な解体費用の負担を回避。
・当該土地の借地契約を当社が新たに結び、土地オーナー様は引き続き地代収入を得ました。
・入居していたテナント企業様も移転することなく引き続き営業を継続することができました。